土地探し 用途地域というワナ [土地探し]
仕事の関係で話が分断してしまい申し訳ありません。
前回、土地を見つけたけれど近くに大きな道路が作られる予定があったということをお話しましたが、
前回の地図で青く塗っていた部分の拡大です。
今回も青い線で囲ってある部分が候補地だったわけですが、土地の下の方から上にかけて線が書かれ
ているのが分かると思います。
そしてその線より左に『第一種住宅地域』、右に『第一種低層住居専用地域』と書いてあることも分かり
ます。
これが『用途地域』と呼ばれるもので、現場に行くと広い土地があるだけで線や杭などがあるわけでは
ないのですが、将来のことを考えると重大な問題が見えてきます。
『第一種住宅地域』とは、寺院や診療所・公衆浴場・床面積500㎡を超える店舗や飲食店などの建設
が可能で、『第一種低層住居専用地域』には、お店は住宅を兼ねたものしか建てられず、建物の高さ
の制限や2~3階建しか建てられないのでほぼ日当たりの良さが保証されます…。
つまり、”将来広い道路が近くを通っても”線の右側は低層の住宅しか無くて日当たりも良いのですが、
線の左側は床面積500㎡を超える大きな店舗やホテルやボーリング場なんかが隣に建てられても仕方
がないことになります。
だから、今は静かで緑が多くて気持ちの良い環境でも、年老いてゆっくり暮らしたい頃には様変わりした
ような環境の中に暮らしている可能性があるわけです…。
なので、この事実が判明してからすぐに一条工務店の営業さんに連絡をして相談をし、結局この話は
無かったことにしてもらいました。
他の住宅メーカーさんや不動産屋さんもこのように市役所に行って調べてくれたりするのか分かりませ
んが、すでに地主さんからは『契約日を決めて欲しい』という連絡が入っているにもかかわらず調査をし
ていただけた不動産屋さんに感謝ですし、『もっと詳しい情報を!』と言って短期間の間に何度も市役所
へ行って色んな人に話を聞いてくれた一条工務店の営業さんにも大感謝です
この事件(?)の後、ちょうど新聞の広告に興味を引かれるタイトルの本が紹介されていたので、私なりに
少しだけですが土地の勉強をしました。
もし良かったら皆さんも参考にしてみてください。
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