室内扉に関する一考察 [間取り]
7月上旬から台風の被害が出たり、真夏日になったりと大変な気候ですが、みなさまお元気ですか?
今回は、来月の6日でこの家に住み始めてから3年を経過するので、自分達が選択した室内扉についてご紹介してみたいと思います。
これが寝室の扉です。開き戸と言うのでしょうか?前後に開閉させる扉で、通路から見て室内側に開くようになっています。
これが息子の部屋の扉です。寝室の扉と同じものですが、室内は向かって左が空いていて右は書庫などがあるので、寝室とはノブの位置が逆になっています。
そしてこれが2階のトイレの扉です。これは前後に動くタイプではなくて横に動く引き戸です。
息子の部屋とトイレの位置がこのようになっているせいもあって、トイレの有効スペースを確保するためにも、開き戸ではなく引き戸にして、動線を確保しています。
以上は2階の扉でしたが、ここからは1階です。
これは1階のトイレの扉。(写真の右下に見えている茶色の部分が階段です)
これは洗面所(奥に風呂場)の扉です。これも先ほどのトイレも横に動く引き戸です。
トイレの扉は壁の向こうにレールがあるので、2階のトイレのように横の扉が動く部分のスペースが外からは見えません。
これが階段の上から見たトイレと洗面所の位置関係です。右にトイレ、正面に洗面所があります。
トイレは通常のスペースですが、開き戸にすると有効面積が狭くなるので引き戸にし、洗面所はこの扉を開けたすぐ後ろに洗剤やトイレットペーパーやシャンプー等お風呂で使う諸々の物をしまっておける収納庫を作ったため、奥に開くとその収納庫の扉の開け閉めとぶつかってしまうので引き戸にしました。
これはリビングの扉。手前が玄関ホールで奥がリビングダイニングです。
今までご紹介した扉は、いずれも室内のプライバシーの観点からガラス部分がありませんが、リビングは中から玄関側の人の動きが見えるようにと、極力ガラス面積が大きいものにしました。
そしてこれが和室の扉(襖)。先ほどのリビングの扉の向かい側にあります。こちら側は無地ですが、室内側は模様がついています。
これはオマケと言いますか、私がわがままを言って和室の入り口に旅館のように踏み込みと格子戸を付けてもらいました。ちなみに、踏み込みの左側(格子戸と襖の間)にはお客様の服が掛けられる収納庫があります。
これも今までとは別格ですが、これがお風呂場の扉です。中が見えるようで見えない(?)ものです。
これで、我が家の室内扉のご紹介は終わりですが、3年近く使ってきた感想は、この選択で良かったと思っています。寝室や息子の部屋の扉はこれで十分ですし、以前住んでいたURの団地はトイレは開き戸なので扉を開けるためのスペースが必要だったのですが、そのスペースを注文住宅で確保するのは勿体ないと思ったので、一条工務店の営業のNさんや設計のIさんとの打ち合わせ時にはトイレの扉の書類についてはすぐに決まりました。
ただ、1つだけ気にする人は気になるだろうなぁ…という点があります。
それはトイレの扉横の空間です。
これが2階で、
これが1階ですが、横に動く分、壁にこすらないように空間が必要なわけです。
1階分については向こうの階段の段がはっきり見えていると思います。
(上の洗面所の扉の写真に写っている右側のトイレの扉でも光が漏れているのが分かります)
開き戸であればこの部分は不要ですが、引き戸はこの空間がある分だけ音が外に漏れます。
ただ、我が家にも息子の家庭教師の先生が来たり、息子の友達が泊りに来たりして外の人もトイレを使いますが、トイレのすぐそばに居るわけではないので気にしたことは無いと思います。
以上、今回は今から家の設計をなさる方や、設計中だけどスペースが今ひとつ足りないと思っていらっしゃる方に、『扉の開け方を変えるという方法もありますよ』というヒントになればと思い、お話をさせていただきました。
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