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住宅ローンでのアクシデント [資金関係]

 まずは東日本大震災にて被害に遭われた方にお見舞いを申し上げると共に、これからの復興が
一日でも早く安全に進むことを祈願いたします。

私達の家を建ててくれる一条工務店さんの栃木工場には被災者の方が避難してきており、営業担当
のNさんも手伝いに行ったというお話はしましたが、そんな最中に住宅ローンのことで問題が勃発して
しまいました。

一条さんは建物の建築担当で、不動産屋さんを通して土地の斡旋をしてくれるのはあくまでも建物を
建てる場所を確保するためなわけですが、土地と建物両方に対してお金を貸してくれる金融機関も
紹介してくれるわけです。
そのため今回営業のNさんからいくつかの金融機関の紹介を受けて、その中で一番金利が安かった
J銀行を選んで、書類を作成したり印鑑証明や源泉徴収票などの資料を提出して信用協会の審査も
通ったはずなのですが、一条さんが必要とする融資証明書が出せないと言い始めたのです・・・。

土地の分については1月末に融資が実行され土地の前の持ち主に支払いをして今は私達の土地と
なっています。

しかし、同時に金額を記入して審査も通ったはずの建物の代金分についてはまだ仮審査の段階で
あると言うのです。

住宅ローンは住宅が建って、それを自分達の名前で登記をして、その住宅を担保に借りるローンです
が、一条さんなど建築会社さんにはそのローンでお金を借りてから一度にまとめて支払うのではなく、
例えば一条さんの場合には本契約の時に180万円、上棟の75日前までに着手金として建築代金の
1/3、そして引渡し時までに残りを支払うという手順になります。

そのため、登記が済んで住宅ローンが借りられるまでの間は『つなぎ融資』という形で別の融資を
組んで、それを基に一条さんに支払いをして、住宅ローンが借りられたらまずは『つなぎ融資』を返済
していくという流れになるのですが、今回私達のつなぎ融資は、その融資期間での利率を比較すると
土地+建物のローンを組むJ銀行より安いM銀行としました。

そのため建物の登記が済んでJ銀行から住宅ローンのお金が振り込まれたらM銀行から借りたお金
はすぐに返済出来ますよという証明書を一条さんの本社からもらわないとM銀行は『つなぎ融資』を
貸してくれない・・・ということになるので、今頃になって『建物の融資(=住宅ローン)はまだ審査を
通ってない』などと言われると一大事なのです。

地鎮祭が終わり完成までのスケジュールも組まれているので何としてもJ銀行から『住宅ローンを
貸します』という証明書を入手して一条さんの本社からM銀行宛の証明書をもらうため、カミさんと私、
そして営業担当のNさんはJ銀行に向かいました・・・。

J銀行の担当者さん:もともと土地と建物は別々に審査することになっています。
我々の意見:土地と建物を別々にするなら、どうして借入申込書に両方の金額を書く必要がある?
        信用協会への書類にも両方の金額を書いてあるじゃないか!

この後色々と話し合った結果、J銀行は「審査が別々であっても、書類に両方の金額が載っているの
だから両方分同時に審査してもらうべきであった」と認めました。
でも、J銀行から信用協会への書類の提出は別々にする必要があり、前回の書類は土地だけに使っ
てしまったので、やはり建物用の書類は別に必要だとなったので、我々は仕方なく書類を作成し、
役所に行って住民票などを取り直したのでした。

だいぶ長くなってしまいましたが、こんなことが実際に起こり得ますから、これから融資を受けようとし
ている皆さんはこのようなことの無いよう、金融機関の人の話はしっかり聞いて、こちらの考え方と
違っていないかどうか、きちんと確認してください。


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